
画像:Domani
TBS「オールスター後夜祭’25秋」が広末涼子の交通事故を“ネタ扱い”し、所属事務所が抗議。テレビの表現の限界と擁護・批判の声をまとめて解説します。
物議をかました広末涼子の「事故いじり」演出
2025年10月4日深夜、TBSの特番 「オールスター後夜祭’25秋」 にて、クイズコーナーで広末涼子さんの交通事故を題材にした設問が出題されました。
その内容が「時速165キロを出したことがないのはどの人か?」というもので、選択肢の一つに「広末涼子」が入っていたのです。
この放送に対し、広末さんの所属事務所は 「捜査中の交通事故を笑いの題材に使うのは極めて不適切」 としてTBSに正式抗議を行い、名誉回復措置を要求しました。
TBS側も番組公式サイトで謝罪し、「不適切な扱いだった」と認めるコメントを発表しています。
広末涼子の事故とは?背景と論点
この“事故ネタ”が問題視されるには、背景に次のような点があります。
- 2025年4月、広末さん運転の車がトレーラーに追突する事故で、同乗者にけがをさせたとの報道。
- 報道によれば、事故前には制限速度(120 km/h)を大きく超える165 km以上で走行していた可能性があるとも報じられています。
- しかし、これらの数値については確定情報ではなく、警察・捜査が継続中という状況です。
このような“未確定情報+捜査中の事案”をテレビ番組でネタ扱いすることに、賛否の声が集中しました。
後夜祭なら許される?テレビの“笑いのボーダーライン”が問われる
バラエティ番組、特に「後夜祭」「深夜特番」では“攻めた笑い”がウリとなることもあります。ただ、今回のような「事故・当事者の名誉に関わる話題」を扱う際には、以下のような配慮が必要です。
| 論点 | チェックすべき視点 |
|---|---|
| 事実確認の精度 | 報道機関・公的資料で裏がとれない話題を扱うと誤情報につながる |
| 被害者・関係者の感情 | 当事者が傷つく可能性を考慮するべき |
| タイミング | 捜査中の段階で公にするのは早すぎるケースも多い |
| 文脈・意図 | 単なる揶揄なのか、社会風刺なのか、番組の立ち位置次第で受け取り方が変わる |
特に、有名人かつセンシティブなテーマであれば、「笑い=許される」という前提は通用しにくくなります。
「さすが後夜祭」と擁護する声も
番組を支持する立場からは、以下のような擁護意見も出ています。
- 「後夜祭だからそういう“遊び心”を期待していた」
- 「バラエティは常にギリギリを攻めるべきだ」
- 「視聴者も“ネタ”として軽く受け止める余裕を持つべき」
これらの意見は、“番組の性質・期待値”を前提にした主張と言えます。ただし、擁護派の主張だけでは論点が片寄るため、批判的視点も併記すべきでしょう。
まとめ:テレビと“笑い”の責任を意識して
「オールスター後夜祭」の今回の問題は、番組側の“笑いの演出”と、視聴者・被写体の感情や名誉とのズレを浮き彫りにしました。
広末涼子さんの事故に関しては、捜査中である点、報道ベースでしかない点がある以上、安易に笑いの題材とすることはリスクが大きいです。
(個人的には、とてもナイスでおもしろいクイズだと思いましたが・・・・)
とはいえ、バラエティ番組には「視聴者を楽しませたい」「攻めの笑いを見せたい」という性質もあります。その境界線をどう引くか、テレビ業界全体が改めて問われていると言えるでしょう。


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